一日をまたぐ瞬間について

皆様は夜の12時をどう過ごしていますか？
僕は夜の12時ジャストは結構大事にする主義なので毎日気を配っています。

気を配ってはいるのですが時々タイミングを間違えてしまいトイレの中で
24時ジャストを迎えてしまうとか、気づいたら12時を過ぎていたとか
残念な結果も時々あるのも事実です。24時ジャストが重要なんです。
別にジャストに何をしていたからどうなるという話ではないのですが…。

そんな僕ですから年越しの24時ジャストは最大級に毎年気を配っています。
今年は「ローマの松」のテレビ中継を見ながらジャストを迎えました。
一昔前は時報を聞いて向かえた事があります。しかし時報を聞いたのが
初めてだったので正直言うといつジャストを迎えたのかはっきりわかりませんでした。

デジタル表示の時計は無駄に見入ってしまいますよね。
僕の机の上の時計もデジタルなのですが11時59分だったとしたら
間違いなく60秒間は時計を見続けます。この60秒ほど無駄に過ごしている
時間はないと思います。そんなこと言っていたら僕の生活なんぞは
24時間全て無駄になっている気がしなくもないですが…。

カミュのシーシュポスの話を昔に書いたと思いますが人間の生活なんて
そんなものです。シーシュポスの話ってご存知ですか？
僕はこの話はかなり気に入っているのですが…。

シーシュポスさんは諸々な事情があり神様に地獄に落とされてしまいました。
そこで仕事を命じられました。その仕事とは大きな岩を山の頂上に運ぶ仕事です。
しかし岩は頂上まであげると山の下に転がり落ちてしまう構造になっています。
しかしシーシュポスさんは岩を上げることが仕事なので永遠にこの作業を
繰り返さなければなりません。
そこでこの話を考えてみると人間の生活も同じようなことが言えます。
要はよ～く考えてみると人間の生活なんてのも無駄なことの繰り返しなんですよ。

少なくとも僕は時間に価値を求めてリッチで充実した生活を送りたいと思います。
それではおやすみなさい。