無知の知について

無知の知という言葉を僕は非常に大事にしています。
自分がどの程度の人間力を持っているのかということを
知ることが社会生活を生きていく中で大事な要素だと思っているからです。

自分の程度を理解していないと他人から見て
｢ん゛？｣という行動を取ることがありますからね。
そういった意味で人間として自分の範囲というか
能力の限界を知っておくことはマナーだと思います。

そして自分に能力がないということは
素直に自分で認めることが大事です。
それこそが｢知｣の部分ですからね。
人間は根本的に不平等にできているものですので
その自分の置かれた立場や持っている能力を
知ることが，認めることが大事です。
ですから毎回，｢素直｣ということは大事だと書いているわけです。

僕の場合は自分を低くし過ぎと言われますが
それくらいでちょうどいいのではないかなと。
別に親が立派とか育ちが良いとかではありませんからね。
一般人は謙虚なくらいがよろしいかと思います。
日本人の国民性を見ても言えることですが…。

しかしまじまじと
自分の能力の低さを目の当たりにすると
なんとも言えない焦燥感に駆られますね。
そういうときに本当のため息が出るんだと思います。
しかし卑屈になってはいけないと思います。
それをバネにして人間成長できれば
犬死ではないと僕は思います。

自分の考えを述べるということは
勇気が必要なことかもしれませんが
素直に，正直になる刻が人間として一番
美しいと僕は思います。

素直に話すということに価値があるわけです。
自分の程度を知った上で話をするわけですからね。
ですから素直に話をしてくれた刻は素直に対応する。
無知の知を理解している人へのマナーと言えましょう。

それではおやすみなさい。